4年生や院生の画面を覗いてみると、自分が使っているものと
違う画面で作業しているのを見かけたことがあるかも知れません。
016では最初の設定として、twmというアプリケーションが、
画面やマウスの機能をどういう風にするかという事を調整していました。
(このアプリケーションをウィンドウマネージャーといいます)
ここでは、twmよりカラフルで画面が4枚あるかのように広く使える
設定がされているfvwmというウィンドウマネージャーを使ってみましょう。
どのウィンドウマネージャーを使うかという設定は、
.xsessionというファイルに書かれています。
また、自分で使いやすいように設定するには.fvwmrc というファイルに
記述すれば良いのですが、基本となるファイルsystem.fvwmrcが
/usr/local/X11R5/lib/X11/fvwm/ の下にあるので
これを自分のホームディレクトリにコピーして、書き換えましょう。
画像を扱うxvというアプリケーションに、壁紙として画像ファイルを
使いますよという意味の -root オプションをつけて実行します。
上記のやり方の場合、次にログインした時は無効になっていて、
ログインする度に命令を実行しなければなりません。
もし常に壁紙を貼っておきたいのなら、
ログインする時にどのアプリケーションを立ちあげるかが書かれている
.xsession というファイルがあります。
このファイルをemacsで見ると、普段ログインした時に
自然に立ち上がっているktermやemacsが記されていることが
分かります。
ここに同じように上記の命令を書き足しておけばいいのです。
ここで注意するのは、#の行はコメント行なので実行されないことと、
一番最後の命令はウィンドウマネージャーというものを立ち上げるために
使われているので、それより前の行に記述するということです。
貼りたい画像を探すには、Netscapeでどこかのページから
とってくるのが良いでしょう。
何かアプリケーションを実行する時、アプリケーションによっては
オプションをつけることによってウィンドウの色を設定できます。
例えば、emacsを白地に黒で文字を書きたい時は、
ながったらしいコマンドをいちいち打つのは面倒だと思った時は、
エイリアスというものを使いましょう。
ただし、これはログアウトすると無効になってしまうので、
常にこの新しいコマンドを使いたい時は、
環境設定ファイル".cshrc"に
環境設定で色を変える時、色の名前を知らなければ不便です。
色の定義の仕方は2通りあります。
違った画面を使ってみる〜fvwm
%more .xsession
で、この中身を見てみると、最後の方に twm と書かれています。
これを fvwm に書き換えると、次にloginした時には、
fvwmが使えます。
%cp /usr/local/X11R5/lib/X11/fvwm/system.fvwmrc ~/.fvwmrc
壁紙を貼る
%xv -root -quit 画像ファイル名
-quit というのは壁紙を貼ったらxvを終了しますというオプションです。
ウィンドウの色を変えてみる〜その1
〜−fgオプションをつける
%emacs -fg black -bg white
などと、オプションをつければ良いです。
どのアプリケーションでこのオプションが使えるかはそれぞれのマニュアル
%man emacs
などで調べてみて下さい。
良く使うコマンドを好きなコマンド名に置き換える〜エイリアスと".cshrc"
%alias 新しいコマンド名 ' 実行内容 '
これを実行すれば、以後新しいコマンドを使用できます。
alias 新しいコマンド名 ' 実行内容 '
という行を加えておきましょう。
すでにいくつかエイリアスが設定されているはずなので
その後ろの行に付け加えると良いでしょう。
次にログインした時から、実行されます。
".cshrc"を書き換えてすぐにその効果を出したい時は、
%source .cshrc
を実行すると、".cshrc"ファイルをその場で読み直してくれます。
色の名前を調べる
その他どのような名前があるかは、
%xcolors
で調べるか、
ここのページなどを参考にして下さい。
たとえば、赤なら"#ff0000"、
青は"#0000ff"、
黄色は"#ffff00"(見にくい…)となります。
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